石森章太郎「アガルタ」(1976年1月30日初版発行)

「橘レミは、UFOが大好きな娘。
 彼女は、黒木シュンという青年と運命の出会いをする。
 黒木シュンは、石森章太郎先生のアシスタントになるため、秋田県鹿角市から上京してきた。
 彼は、SF漫画を志しており、UFOの話を通じて、レミと急接近する。
 だが、彼を家に招いて以来、夜中に二度、彼女の部屋でポルターガイスト現象が起きる。
 更に、二回目のポルターガイスト現象の時、敷地内から去るシュンの姿が目撃される。
 レミは、シュンが怪奇現象から彼女を守ろうとしたと考え、彼に、彼の秘密を教えてくれるよう頼む。
 彼は、レミの安全のため、秘密を明かすことを拒むが、どうやら、彼は何かの「一族」に属し、「村の掟」に縛られているらしい。
 その夜、レミは原因不明の高熱を出し、奇妙な幻覚に襲われる。
 翌日、熱が引いたレミはシュンに会おうとするが、彼は、書置きを残して、石森プロを去っていた。
 レミは、シュンの履歴書を頼りに、彼の故郷の那須加(なすか)村を訪れる。
 そこで、彼と再会するのだが、彼の一族の驚くべき真実が明らかになっていく。
 シュンは、レミを守りながら、村からの脱出を図るのだが…」

 詳しいことは、大都社からの単行本の解説を参考にされてください。
 大都社の単行本では、「円盤キチガイ」→「円盤狂い」、「…キチガイはないでしょ」のセリフ削除(共にp8)の訂正がされております。(他にもあるかもしれませんが、気付いておりません。)

2021年4月5日 ページ作成・執筆

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