黒田みのる「怨霊の里」(1991年5月25日第1刷発行)

 「怨霊の里」は、1978年にアクションコミックス増刊号として出版された「おんなの家」を改題したものです。
 変更点は、確認できた限りでは、以下の通り。
・章のタイトル・ページの絵柄が変更。
・p108(第二章)、pp207〜216(第三章)が追加。(pp207〜216はページ数の都合で雑誌に掲載されなかったのでは?)
・第四章のp208、p210、説明文の少し変更と追加。
・p109(第二章)のセリフ、「京子」→「綾子」。(これは改悪。綾子って登場人物は出てきません。何故に変える?)
 ページや説明文の追加があるので、こちらの方が若干、内容が掴みやすいと思います。
 ただ、エロ・シーンがモノクロなので、カラー付きでご覧になりたい方は雑誌の方をお勧めします。(入手困難だけど…。)
 あと、この単行本には、おなじみの「心霊写真鑑定」と「あとがき」が付いております。
 あとがきでは、「おんなの家」が描かれた当時の事に触れており、興味深く感じました。

2018年9月21日 ページ作成・執筆

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