春瀬花香「ナゾトキ・ホラーショー 闇からの招待状」(2021年6月6日初版第1刷発行)
・「第6幕」
「久賀瑞季は楽しいことが大好きな少女。
彼女は友達と一緒に遊園地に来ていて、アトラクションの行列に並ぼうとした次の瞬間、ミラーハウスのような場所にいた。
彼女の前にキルミケが現れ、彼女はこれから三つのナゾトキに挑戦すると話す。
制限時間は10分、ナゾトキは三つとも鏡を利用し、時間内に全部答えることができれば彼女の勝ち。
だが、彼女の首には縄がかけられており、間違えたり答えられなかった時にはここで死ぬこととなる。
彼女は遊園地のアトラクションと勘違いして、大喜びでナゾトキに挑戦するのだが…」
・「第7幕」
「田辺初、七石紘、倉田光成、古賀幸羽はクリスマス・パーティをしていたはずなのに、気が付くと、暗闇の中を体を縄で縛られ、高所に吊り下げられていた。
彼らの前にキルミケが現れ、一つの謎に挑戦してもらうと話す。
ナゾトキは「粉花舌家」という言葉の「カタカナを並び替えて」、一か月前に自殺した川上雪穂を殺した罪人を見つけることであった。
制限時間は10分、解答権は一人一回で、拒んだり間違えると、縄を切られ、転落死してしまう。
雪穂を殺したのは誰…?」
・「第8幕」
「咲と美春は仲良し二人組。
咲が課題の居残りをするのに美春は付き合っていたが、気が付くと、彼らはナゾトキ・ホラーショーの舞台にいた。
二人は背中合わせで椅子に座らされ、手足は鉄枷で拘束されている。
二人の前にキルミケが現れ、これから早押しで答えるナゾトキに挑戦してもらうと話す。
制限時間は10分で、手元のボタンで答えを押し、先に正解した方が勝ち。
そして、答えられなかったり間違えた場合は巨大なハサミによって胴体を真っ二つにされてしまう。
ただ、このナゾトキは二人で相談するのはOKで、一緒にボタンを押して正解だったら、二人とも勝ちになるのだが…」
・「第9幕」
「吉井聖羅はいじめっ子。
今日もクラスの女子をいじめていると、いつの間にか、全身を椅子に拘束されていた。
彼女の前にキルミケが現れ、聖羅がいつもやっている「度胸試しゲーム」のスペシャル・バージョンを始める。
制限時間は10分で、その間に答えを出して実行したら、彼女の勝ち。
ただし、椅子は徐々に前に傾いており、答えられなかったり、間違えたりした場合は、椅子の先にある二本の針が彼女の両目に突き刺さる仕組みになっていた。
ナゾトキは一問だけなのだが…」
・「あの世行き列車」(「ちゃおデラックス」2019年9月号)
「朝。
駅のホームで蒼太は陽葵(ひまり)に声をかけられ、一緒に列車に乗る。
おかしなことに乗客は彼らしかおらず、陽葵は何故、人がいないのか車掌に尋ねる。
車掌は乗客は彼ら二人だけで、この列車は「死者の国」行きだと教える。
二人が動揺すると、車掌は二人にある提案をする。
彼が出すクイズを解くことができれば、もしかしたら、助かるかもしれないと言うのだ。
この場合はこの提案に乗るしかなく、二人はクイズに挑戦する。
彼らは現実世界に戻ることができるのであろうか…?」
・「終幕」(描きおろし)
「最後までショーを楽しんでくれた読者にキルミケからとっておきのナゾをプレゼント。
そのナゾの答えは…?」
「ナゾトキ・ホラーショー」の続編&(多分)最終巻です。
基本的な設定は一緒ですが、シチュエーションを凝らして、まあまあ読ませます。
「あの世行き列車」はオチが巧みで、感心しました。
2024年9月13日 ページ作成・執筆