芹沢直樹・漫画/カプコン・原作
「バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜@」(2015年3月15日初版発行)
「バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜A」(2015年9月15日初版発行)
「バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜B」(2016年2月15日初版発行)
「バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜C」(2016年9月15日初版発行)
「バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜D」(2017年2月15日初版発行)


単行本@
・「第1話 楽園」(「週刊少年チャンピオン」2015年7号)
 ソニドデ・トトーガ島。
 ここで「アイドル・サバイバル」のロケが日米合同で行われる。
 「アイドル・サバイバル」とは孤島で水着の美女達がサバイバル・ゲーム対決を行う人気テレビ番組で、美女は世界トップレベル揃い。
 今回は日本のグラビアアイドル、優貴マユも参戦し、彼女の隠れファンである富長タケルもアシスタント・ディレクターとして参加する。
 エムロード・ビーチには撮影ベースキャンプが設置され、美女達やスタッフでごった返していた。
 その頃、島の反対側のサナオーリア島では、奇怪な魚が獲れ、NGO団体テラセイブのメンバー、クレア・レッドフィールドが現地を訪れていた。
 魚は明らかにウイルスに感染しており、どうやらトトーガ島が感染源らしい。
 クレアから連絡を受け、テラセイブのメンバー、イネス・ディアーコはトトーガ島に向かい、彼女の親友のマリルー・マボウと会う。
 マリルー・マボウはトトーガ島のアグゥエ村に住む娘であった。
 マリルーとイネスが村に着くと、村にロケ隊がたむろしている。
 マリルーは無断での撮影は困ると抗議するものの、ロケ隊は政府に許可を取っていると押し問答になる。
 そこに、奇妙な仮面をかぶった男が現れ、村の儀式には誰でも歓迎すると撮影を許可する。
 村の儀式とはブードゥー教の儀式で、仮面の男が執り行っていた。
 夜更け、ふとしたことからタケルは一人になり、ベースキャンプを捜して、森の中をさまよっていると…。
・「第2話 ジャングルの夜」(「週刊少年チャンピオン」2015年8号)
 ジャングルでタケルはモデルのココのゾンビと出会う。
 しかし、ココのゾンビは姿を消し、彼の話は誰も信じてはくれない。
 クランクインのパーティで皆が浮かれ騒ぎ、泥酔する中、彼は島への疑念を募らせていた…。
・「第3話 祀られし者」(「週刊少年チャンピオン」2015年9号)
 翌日、マリルーはイネスを廃墟へと案内する。
 ここは「呪術師」(仮面の男)が神殿として使っている場所であった。
 マリルーは、呪術師が島に来てから、島はおかしくなり、彼女の兄を含め、幾人もの村人が行方不明になっていると話す。
 神殿の奥、布で隠された奥には、「B.O.W」(有機生体兵器)と思しき、巨大な怪物が拘束されていた。
 その怪物は黒髪の長髪で、仮面を付けており、両手にはスクリューが取り付けられていた。
 この怪物(以下、スクリュー魔人)の正体は…?
・「第4話 撮影開始」(「週刊少年チャンピオン」2015年10号)
 13:00。エムロード・ビーチ。
 第4回「アイドル・サバイバル」の撮影が開始する。
 最初のゲームはカード集めで、ジャングルの中に配置されたカードを集めなければならない。
 美女はカメラクルーとペアになり、ジャングルの中に入っていく。
 タケルはマユとペアとなり、カードを探すマユをタケルがハンドカメラで追う。
 前回優勝者のカイリーにカードを奪われ、マユは彼女から取り戻そうと、その後を追うが…。
・「第5話 銛の怪人」(「週刊少年チャンピオン」2015年11号)
 タケルとマユの前に現れた、仮面を付けた巨大な怪人(「モリオ」と命名 by タケル)。
 「ドッキリ」かと思うが、とてもそんな雰囲気でなく、二人は逃げ出す。
 だが、執拗に巨大な銛が二人を襲う…。
・「第6話 追い詰められて」(「週刊少年チャンピオン」2015年12号)
 タケルとマユは断崖絶壁に追いつめられる。
 沼の中に身を潜めて、モリオをやり過ごすも、無線機がダメになってしまう。
 モリオはまだこのあたりにいて、少しでも安全な場所を求めて、二人は木の上に身を隠す。
 そこでタケルはマユに助けてくれるよう懇願されるのだが…。
 彼の決断は…。
・「第7話 モ・リ・オ」(「週刊少年チャンピオン」2015年13号)
 その頃、番組プロデューサーのマイク・D・シーマンは新人女優の紫麗と共に神殿にやって来ていた。
 彼には「計画」があり、それはもう動き出していると言う。
 神殿の中には、怪人の前に、縛られたイネスとマリルーが転がされていた。
 マイクは怪人を目にして、「呪われた宝島」だと高笑いするが…。
・「第8話 戦い」(「週刊少年チャンピオン」2015年14号)
 その頃、クレア・レッドフィールドは情報を求め、サナオーリア島の漁港を訪ねた後、博物館に向かう。
 漁港で会った老人の「かつて多くの悪魔があの島に渡っている」という言葉が気になって仕方がない。
 博物館で島の歴史書に目を通している時、クレアは恐ろしい事実を知る。
 急いでイネスと連絡を取ろうとするのだが…。
 一方、タケルは自ら囮となるべく、モリオの前にとび出す。
 巨大な銛と錨付の鎖をよけながら、彼はモリオを誘導する。
 タケルの作戦とは…?

単行本A
・「第9話 落下中の死闘」(「週刊少年チャンピオン」2015年15号)
 タケルの作戦は成功したかに見えた。
 だが、モリオは錨付の鎖を木に絡ませ、登って来る。
 そこで、タケルは一か八かの賭けに出る…。
・「第10話 素顔のマユ」(「週刊少年チャンピオン」2015年16号)
 神殿。
 マイクは壁に拘束されたスクリュー魔人にパソコンを接続し、コードを入力すると、魔人が動き出す。
 彼は自分の目的や、また、ロケ隊をこの島に引き入れた理由について、イネス達に話す。
 一方、タケルとマユはモリオから逃れて一安心。
 ここで、マユが彼に明かした本心とは…?
・「第11話 島の秘密」(「週刊少年チャンピオン」2015年17号)
 有頂天のマイクの前に、呪術師が現れる。
 呪術師による「キーワード」で、スクリュー魔人は、処理が終わる前に復活し、マイクに襲いかかる。
 イネスは縄から抜け、スマホでクレアに救難信号を送ろうとするが…。
・「第12話 狂宴」(「週刊少年チャンピオン」2015年18号)
 両手に巨大なプロペラを付けた怪人。
 イネスが銃で撃っても、弾丸はその巨大なスクリューではじき返されてしまう。
 その頃、タケルとマユはバナナや椰子で食事をとっていた。
 いい雰囲気の彼らの前に、カイリーが現れるのだが…。
・「第13話 ヘヴンリービーチ」(「週刊少年チャンピオン」2015年19号)
 イネスは天井の布を利用して、プロペラ怪人の足止めに成功。
 クレアの助けを信じ、マリルーと神殿から脱出する。
 一方、スーパーモデルのローラ・ビアスはジャングルで迷った際、ゾンビに襲われる。
 どうにかエムロード・ビーチまで戻ったが、そこでは目を覆うような光景が展開していた…。
・「第14話 生存者」(「週刊少年チャンピオン」2015年20号)
 エムロード・ビーチ。
 ゾンビだらけの中、カイリーは武器を手に入れ、生き残りを図る。
 しかし、女の身で、ゾンビ相手には非力。
 そこに、サバイバル・アドバイザーのブラウン・アンダーソンが助けに来る…。
・「第15話 かすかな希望」(「週刊少年チャンピオン」2015年34号)
 コメディアンで司会者のクレイジー・アレクがカイリーとブラウンに合流する。
 三人は海上のホワイトキャッスル号にまで戻ろうとするのだが…。
 一方、タケルとマユは美女ゾンビ達に追われていた。
 囲まれた二人は、見つけた洞窟の中へと入る。
 洞窟はどこかに続いているようで、先に光が見える。
 そこで二人が目にしたものとは…?
・「第16話 ホワイトキャッスル号」(「週刊少年チャンピオン」2015年35号)
 ローラ、ブラウン、アレクはホワイトキャッスル号に戻ろうとするも、ボートが全て破壊されていた。
 仕方なく泳いで、ホワイトキャッスル号に向かう。
 だが、ホワイトキャッスル号では出航できないわけがあった。
 更に、ゾンビ達が泳いで、船にどんどんやって来る…。
・「第17話 クルーザーの死闘」(「週刊少年チャンピオン」2015年36+37号)
 洞窟には、村民と思しきゾンビがたくさんたむろしていた。
 しかも、モリオも現れ、何やら家らしきものを作っている。
 タケルとマユはこっそりその場から立ち去ろうとするのだが…。
 一方、ホワイトキャッスル号では、ローラ、ブラウン、アレクが武装し、ゾンビ達に立ち向かう。
 しかし、多勢に無勢、更には、船内でも感染者が出る。
 追いつめられた彼らは上へと登っていくが…。
・「第18話 わずかな可能性」(「週刊少年チャンピオン」2015年38号)
 ホワイトキャッスル号の屋上で、ローラはゾンビに囲まれる。
 生き残るためのわずかな可能性に賭け、彼女がとった行動とは…?
 また、タケルとマユは洞窟のゾンビを協力し合って倒していた。
 そして、救難信号を受け取ったクレア・レッドフィールドは兄のクリスにBSAAの部隊を応援を要請する。
 南米には「うってつけの男」が言っていると言う話なのだが…」

単行本B
・「第19話 脱出」(「週刊少年チャンピオン」2015年39号)
 洞窟から脱出したタケルとマユは紫麗と出会う。
 また、ホワイトキャッスル号から脱出したローラとブラウンとも。
 二人から船での惨事を聞かされ、タケル達は呆然とするが、まずは夜を無事に過ごすため、陣地を作ることとなる…。
・「第20話 対ゾンビ陣地」(「週刊少年チャンピオン」2015年40号)
 ブラウンの指示により、彼らはテント、見張り用のシェルター、侵入者用対策の罠等、設置する。
 タケルはテントで見張り用の武器を作っていた時、ブラウンにゾンビへの対抗策をどこで身に付けたか尋ねる。
 ブラウンは過去、BSAA(対バイオテロ特殊部隊)に所属していた…。
・「第21話 暗闇の中で」(「週刊少年チャンピオン」2015年41号)
 ローラとブラウンが見張り用シェルターで外を見張る番となる。
 突如、ブラウンの様子がおかしくなり、その身体は異形へと化しつつあった。
 彼はt-ウイルスに侵されていたのである。
 彼は自分の頭を撃って殺すよう言うのだが…。
・「第22話 ブラウン」(「週刊少年チャンピオン」2015年42号)
 タケルはブラウンの銃を手にして、ブラウンの頭に銃口を向ける。
 そして、引き金を引こうとするが…。
 そんなタケルにブラウンはある約束をさせる…。
・「第23話 忌まわしき夫」(「週刊少年チャンピオン」2015年43号)
 死を悼む間もなく、モリオがタケル達を襲う。
 逃げる途中、タケルは上空にBSAAのヘリコプターを発見し、その方向へと急ぐ。
 一方、イネスとマリルーはアメリカの軍事施設の廃墟で雨宿りをしていた。
 マリルーはスクリュー魔人は元・村人らしいと話す。
 しかも、それは、兄の次に行方不明になった彼女の許婚らしいのだが…。
・「第24話 インファイト」(「週刊少年チャンピオン」2016年6号)
 マリルーとイネスの前にスクリュー魔人が現れる。
 このスクリューを無力化するために、イネスが取った、命がけの戦法とは…?
・「第25話 BSAA到着」(「週刊少年チャンピオン」2016年7号)
 BSAAのヘリはスクリュー魔人とイネス達を発見し、スクリュー魔人を攻撃する。
 スクリュー魔人はスクリューを回転させて得た浮力で、空を飛ぶだけでなく、スクリューを飛ばしてヘリを攻撃する。
 その間、クレアと、BSAA欧州本部所属のパーカー・ルチアーニはラペリング降下で、地上へと降りる…。
・「第26話 対「B.O.W」部隊、交戦!」(「週刊少年チャンピオン」2016年8号)
 対「B.O.W」部隊は矢継ぎ早に様々な攻撃をスクリュー魔人に浴びせる。
 遂には、捕獲ランチャーで動きを止め、息の根を止めようとした時、タケル達が助けを求めて現れる。
 彼らの背後にはモリオが…。
・「第27話 挟まれた虜」(「週刊少年チャンピオン」2016年9号)
 モリオは次々と戦闘員を殺していく。
 更に、スクリュー魔人が網を破り、自由を取り戻す。
 タケルは女性達を連れて逃げようとするが、マリルーの姿がない。
 マリルーはモリオに追いつめられていた。
 しかし、モリオの様子に変化が…。
・「第28話 退避」(「週刊少年チャンピオン」2016年10号)
 パーカー・ルチアーニはクレアやタケル達を逃がした後、モリオと戦う。
 だが、その圧倒的なパワーにたちまち窮地に追いやられる。
 彼が死を覚悟した時、スクリュー魔人がモリオに襲いかかる。
 一方、クレア達がパーカーに指示され、向かった場所とは…?

単行本C
・「第29話 放棄された研究所」(「週刊少年チャンピオン」2016年11号)
 島の地下に広がる研究施設。
 そこはアンブレラ社の総帥、スペンサー卿がラクーン事件の後、個人で建設した場所であった。
 クレア達は手分けして、施設内を調査する…。
・「第30話 ハンターとの戦い」(「週刊少年チャンピオン」2016年12号)
 突如、施設内に鳴り響く警報音。
 イネスとマリルーが悲鳴のする方に駆けつけると、タケルとマユのいる「B.O.W」貯蔵室に、侵入者を排除するための「B.O.W」(以下、ハンター)が出現していた。
 イネスは、タケルに逃げるよう促し、単身でハンターに立ち向かう。
 ハンターは目覚めたばかりで、動きは緩慢なはずであったが…。
・「第31話 サダメ」(「週刊少年チャンピオン」2016年13号)
 手負いというハンデのため、イネスはハンターに追い詰められる。
 だが、タケル達は力を合わせ、ハンターの退治に成功。
 クレア達もやって来て、安堵したのも束の間…。
・「第32話 真相」(「週刊少年チャンピオン」2016年14号)
 上部のコントロール室に呪術師が現れ、最強の生物を生み出すための「蠱毒計画」について語る。
 彼はその計画のために、島そのものを利用したのであった。
 その仮面の下の素顔とは…?
・「第33話 死のコロシアム」(「週刊少年チャンピオン」2016年24号)
 クレア達の前に呪術師の完成させた「B.O.W」、「シャウベ・デーモン」(スクリュー魔人の最終進化系)が現れる。
 右手には巨大なドリル、そして、左手には巨大なスクリュー。
 クレア達は貯蔵室に閉じ込められるが、その時、コントロール室に入って来る者が…。
・「第34話 サバイバル・ゲーム」(「週刊少年チャンピオン」2016年25号)
 このままでは皆、スクリュー魔人になぶり殺しにされるだけ。
 そこで、タケルがスクリュー魔人を引き付けている間に、クレアは通風孔に入り、コントロール室を目指す…。
・「第35話 悪夢」(「週刊少年チャンピオン」2016年26号)
 クレアはコントロール室に到着する。
 おかしなことに誰もいない。
 ドアロックを解除するも、「未確認B.O.W.接近中」との警報が鳴りだす。
 その「未確認B.O.W.接近中」とは…?
 また、その頃、ローラの身体に異変が起こりつつあった…。
・「第36話 最後に残りし者」(「週刊少年チャンピオン」2016年27号)
 実験室にモリオがとび込んで来て、スクリュー魔人が肉弾戦を繰り広げる。
 タケルは女性達を連れて、クレアのもとに向かおうとするが、ローラは「私は行けない」と一人走り去る。
 マユから理由を聞くも、このまま、彼女を一人にしておけず、タケルは彼女を追う。
 マユとマリルーがクレアのいるコントロール室に行くと、二体の「B.O.W」の雌雄が決しようとしていた…。
・「第37話 決断」(「週刊少年チャンピオン」2016年28号)
 廃墟と化した一室のローラはいた。
 「人間として死にたい」と願う彼女を前にして、ブラウンとの約束の言葉が脳裏をよぎる。
 タケルの下した決断とは…?
・「第38話 動き出したジョーカー」(「週刊少年チャンピオン」2016年29号)
 コントロール室の貯蔵庫から呪術師の身体が転がり出る。
 彼は強靭なワイヤーで全身をぐるぐる巻きにされていた。
 彼に続いて、紫麗が現れる。
 彼女はクレアの銃を奪い、圧倒的な戦闘力でクレアを打ちのめす。
 紫麗の目的とは…?
 そして、彼女の正体は…?

単行本D
・「第39話 アンブレラの遺産」(「週刊少年チャンピオン」2016年42号)
 実験は最終プロセスに移り、モリオは貯蔵室で拘束される。
 その目的とは…?
 その頃、紫麗はクレア達に自分の正体と目的を明かす。
 また、エムロード・ビーチでは、紫麗から連絡を受けた戦闘部隊がゾンビを駆除しつつあった…。
・「第40話 奈落の淵」(「週刊少年チャンピオン」2016年43号)
 コントロール室に鳴り響く銃声。
 タケルは駆けつけるが、それは紫麗の罠であった。
 あっさり紫麗にやられて、気が付くと、彼は施設の縦穴の上に吊るされていた。
 そこで紫麗から拷問を受けるが、背後から何者かが近づいてくる…。
・「第41話 変貌」(「週刊少年チャンピオン」2016年44号)
 瀕死の紫麗は「B.O.W」になることによって生き延びようとする。
 タケル達は施設から脱出するが、海岸で紫麗の呼び寄せた戦闘部隊と鉢合わせる。
 クレアは彼らと交渉しようとするが…。
・「第42話 屠りの香り」(「週刊少年チャンピオン」2016年45号)
 彼らの前に異形と化した紫麗が姿を現す。
 戦闘部隊は紫麗を攻撃するも、瞬く間に死体の山を築く。
 その間に、クレア達は戦闘部隊の船を目指す…。
・「第43話 禍々しきモノ」(「週刊少年チャンピオン」2016年46号)
 船には武器が豊富に揃えてあり、ロケットランチャーまであった。
 とは言え、なるべく戦わずに済んだ方がいいので、クレアは船を動かそうとする。
 その時、紫麗が船に飛びかかってきた…。
・「第44話 絆」(「週刊少年チャンピオン」2016年47号)
 やっぱり最初に紫麗の触手に捕まったのはマリルー。
 彼女は涎(?)をだらだらかけられた後、触手の先の刃物でズタズタにされそうになる。
 クレアの手元にはロケットランチャーがあるが、このままではマリルーも巻き添えになってしまう。
 その時、モリオがものすごい勢いで駆け込んで来る。
 モリオは紫麗の攻撃をまともに身に受けながらも、彼女の動きを封じる。
 その隙に、クレアはロケットランチャーを構え、タケルがマチェッテでマリルーを助けに行く。
 その前に、彼がマユにお願いしたことは…?
・「第45話 ファイナル・バトル」(「週刊少年チャンピオン」2017年3・4号)
 紫麗の触手を避けながら、タケルは命がけでマリルーを助け出そうとする。
 紫麗はモリオから逃れようと、彼に更なる攻撃を加える。
 その時、モリオの仮面が外れるが、彼の正体とは…?
・「第46話 終局」(「週刊少年チャンピオン」2017年5・6号)
 戦いは終わった。
 と同時に、救助部隊のヘリコプターが二機、海岸に到着する。
 一号機には重傷者のパーカーとマリルー、クレアを乗せ、離陸する。
 タケルとマユは夜明け(日暮れ?)のビーチにただずみ、罪なくして死んだ人達のことを思い、涙する。
 そして、二人が二号機に乗って、島を去ろうとした時…。
・「第47話 うねり寄る恐怖」(「週刊少年チャンピオン」2017年7号)
 しぶとく生き残っていた紫麗の頭部がヘリコプターを襲う。
 パイロットは殺され、タケルも右肩あたりを貫かれる。
 BSAAのヘンドリックは、最後に残った触手を切断するも、重傷を負う。
 タケルとマユに残された武器はマチェットと手榴弾が一つだけ…。
・「第48話 最後の一手」(「週刊少年チャンピオン」2017年8号)
 迫り来る紫麗。
 二人は逃げるが、タケルは紫麗の触手に足を掴まれる。
 丸飲みにされそうになり、タケルは紫麗と一緒に散る覚悟をする。
 だが、マユは彼との約束を思い出させるため、意外な行動に出る…。
・「第49話 深淵薄氷」(「週刊少年チャンピオン」2017年9号)
 タケルは撮影用のあるものに気づき、それに生存のチャンスを賭ける。
 大爆発の後、生き残ったのは…?
・「第50話 epilogue」(「週刊少年チャンピオン」2017年10号)
 こうしてソニドデ・トトーガ島の事件は幕を閉じる。
 クレアは兄に事件の報告をした後、マリルー、タケル、マユの現状を伝える。
 トトーガ島は「封じ込め」の一環で、上陸が禁止されているが、ビーチに一人の女性が…。

 「バイオハザード マルハワデザイア」に続いて描かれた、人気ゲーム「バイオハザード」を原作とした漫画です。
 個人的には、これ、大傑作だと思います!!
 メチャクチャ面白く、エンターテイメントとしては超一流でしょう。
 「マルハワデザイア」は閉鎖された学園が舞台で、しかも、犠牲者はティーンの生徒達ということもあり暗く重苦しい内容でしたが、こちらはハレハレな中南米の孤島が舞台で、ゾンビものには最適。(ちゃんとブードゥー教も出てくるところが嬉しい。)
 かつ、登場人物の多くはむっちんむっちんの水着姿の美女達で、ゾンビに齧られても良し、ゾンビ化しても良し!!(体のあちこちを食いちぎられて、ゾンビ化していても、水着の乱れが少しもない所にプロ根性が窺えます。)
 溌剌としたゾンビに加え、モリオやスクリュー魔人といった個性的な(言い換えると、超B級な)モンスターが大暴れして、こちらの頭をいい塩梅にぐちゃぐちゃにしてくれます。
 そして、極めつけは紫麗様。
 主な出番はC巻後半からD巻にかけてですが、実にキャラが立っていて、ラスト付近ではモリオやスクリュー魔人のお株を奪うぐらいの大活躍!!
 その美貌にも性格にもメロメロです!!(C巻の表紙が何故、紫麗様でないのか、かなり不満。)
 とにもかくにも、諸手を挙げてお勧めできる内容ですので、ホラー好きは是非とも読んでいただきたいものです。

2022年10月20〜23・26・27日 ページ作成・執筆

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