「オール怪談・33」(170円)
収録作品
・浜慎二「闇の中の眼」
「実業家の大崎五郎八は、海道剛というボクサーのスポンサー。
大崎は、以前、交通事故に遭った時に、友人の小西を病院を助けず、彼の目をボクサーの目に移植したという過去があった。
その大崎の前に、死四度という画家から個展の招待状が届く。
その個展では、巨人が目を取られるという絵が展示してあった…」
「怪談 増刊号」にて再録。
・古賀しんさく「ついてない奴」
「仲間を殺して、金を独り占めした強盗。彼は、殺した仲間の雇った殺し屋に命を狙われる。
そこへ「神様」が現れ、困っている人を二人、助けたら、お前の命を助けてやろう、と言われる。
命が惜しい強盗は、事業に失敗し、自殺しようとしていた老人に金をやり、前科者で仕事に就けない友人に車を買う金をやる。
これでうまくいくと強盗は安心するが…」
・北風三平「泣く娘」
「ヨットでとある無人島に行った青年。
崖から滑り落ち、頭を強打してしまう。
怪我にも関わらず、彼は、荒れる天気の中、帰ろうとする。
だが、ヨットに、殺人の指名手配中のカップルが潜り込んでいた…」
・備考
小口研磨によりサイズ一回り小さし。ビニカバ貼り付け。糸綴じあり。
平成26年4月29日 執筆・ページ作成