松下哲也「死化粧の花嫁」(1965年頃/220円)

「ある夜、理沙は姉のしのぶが家に帰ってくるのを目撃する。
 しのぶは父親の借金返済のため、ある会社の経営者の屋敷に女中奉公していた。
 姉の突然の帰宅を理沙は不審に思うが、姉は自分の部屋に入ったまま、姿を消してしまう。
 理沙は姉の身に異変を感じ、翌日、屋敷を訪ねるが、そこの夫人に姉は使いに出ていて不在だと言われる。
 納得のいかない理沙は屋敷の様子を窺ううちに、屋敷の離れに住む、全身に包帯を巻いた青年が姉の失踪に関係していると確信する。
 青年は、幼少の頃より、難病に冒され、世間だけでなく家族からも隔離され、一人ぼっちで生きていた。  姉の行方は…? そして、彼が出入りする屋敷の庭にある地下室の秘密とは…?」

・備考
 状態悪し。ビニールカバーを剥がした痕あり(それに伴う剥げがぽちぽち全体的にあり)。見返しにビニールカバーの残り貼り付け。糸綴じあり。全体的に水濡れの痕あり。後ろの遊び紙や見返しに貸し本屋のスタンプや書き込みあり。

平成27年7月2・3日 ページ作成・執筆

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