関すすむ「大怪獣帝国 ジャングルコングの巻」(250円/1967年6月15日発行)
「アフリカの赤道の真下、エドワード湖とキウ湖の間にある、魔境マウント・ヘル。
そこは一億年前そのままの原始怪獣境で、大ジャングルの中には様々な怪獣が多数棲息していた。
ジャングルのはずれにはメケメケ族の部落があり、また、山頂の湖の岸には明石鉄男博士の遺児、太郎と召使エドが住んでいた。
ある日、ジャングルで大爆発が起きる。
マウント・ヘル山中にウラン爆弾を積んだ飛行機が墜落し、恐竜が爆弾を食べたことが原因であった。
太郎の飼っているチンパンジーのジローは、放射能に侵された恐竜の脳を食べて巨大化、ジャングルコングとなる。
ジローは、どんな難病でも治す「赤い石」の粉末でもとに戻るが、その一部始終をメケメケ族の一人が目撃していた。
メケメケ族は赤い石を奪うため、太郎とエドをさらう。
メケメケ族は、不思議な神通力を使うアクメという呪術師に支配されていた。
太郎が双頭の巨大蛇、ジャメラの餌食となろうとした時、ジャングルコングが現れる。
ジャングルコングはジャメラとの死闘の末、これを倒す。
しかし、アクメの神通力により、ジャングルコングは昏倒し、捕らえられる。
太郎は、アクメの留守の間に、ジャングルコングに赤い石を与えて、ジローに戻し、部落から逃げ出す。
怒ったアクメは、メケメケ族と恐竜たちを引き連れ、太郎たちをマウント・ヘルから追い出そうとするのだが…」
「オリジナル大怪獣シリーズ」の五作目だと思います。(違うかもしれません…。)
途中で、設定や主人公の過去が急に長々と説明されるので、三作目の「怪獣大戦争」の続編と思ってましたが、ストーリーは全く関連がありませんでした。
後付けの説明のため、構成は良くなく、わかりづらいだけでなく、ちまちま矛盾があります。
でも、まあ、恐竜がたくさん出てきて、キングコングのバッタモンとバトルしまくってますので、そこさえ押さえていれば、問題ないのかもね…。
・備考
カバー貼り付け。糸綴じあり。前後の見返しに紙テープでの補強あり。後ろの遊び紙に貸出票の剥がし痕あり。
2022年10月6日 ページ作成・執筆