杉戸光史「恐怖の蛍ごけ」(1972年5月31日発行)
収録作品
・「恐怖の蛍ごけ」
「天使は二度死ぬ」(貸本/ひばり書房)をタイトルを変更し、ページを削って、収録したものです。
貸本との差異は以下の通り。
貸本のp1(タイトル・ページ)、p3、p11、p15、p23、pp28〜32、p34、p37、p43、pp50・51、p54、p70、p73、pp78〜85、p101、pp110〜113が削除。
pp75〜77は黒枠単行本では2ページにまとめられております。
p55、「まったくいつみてもクレージーキャッツはおもしろいわね」のセリフの「クレージーキャッツ」が「マチャアキ」に変更。(時の流れを感じる…。)
他にも細かい差異はありますが、今回はこのぐらいで堪忍してください。
・「骨と奇少女」
「スリラー漫画の読み過ぎで頭のおかしくなった亜紀子は、湖のそばの、静かな別荘で休養することとなる。
その別荘は、夭折した、天才少女作家、沢野真理子が住んでいた。
別荘での初めての夜、亜紀子は、謎の女が少女を刺殺する場面を鏡の中に見る。
だが、亜紀子の言葉を誰も信用せず、謎の女は鏡から脱け出ては、亜紀子の命を狙う。
亜紀子は、謎の女の似顔絵を描き、双子の姉、千恵子へ手紙を出そうとするのだが…。
謎の女、また、彼女と夜、逢引する男性の正体は…?」
この作品も貸本マンガからの再録と思いますが、作品を特定できておりません。
んにしても、ヒロインが「スリラー漫画の読みすぎで、少々頭の変になった少女」という設定は斬新過ぎるなあ…。
・備考
貸本使用。ビニールカバー貼り付け。糸綴じあり。
2018年6月8日 ページ作成・執筆