杉戸光史「人面蛇」(1974年9月15日発行)

「美都子(作中では「美っちゃん」としか呼ばれていないので、名前は推測)は、親戚の正人の住む田舎を訪れる。
 彼の家に向かう途中、二人の前に、キチガイ娘が現れる。
 キチガイ娘は、美也子にこの先にある、蛇神様の祠をよく拝むよう忠告。
 そうしないと、狂い死にした、彼女の母親のように祟りがあると言う。
 その祠には、昔、このあたりを荒らした大蛇が封印されていると伝えられていた。
 正人は迷信と鼻からバカにするが、祠の前を通りかかった時、洞窟に何者かが潜んでいる。
 正人はそいつの後を追うが、悲鳴が聞こえた後、洞窟からバチヘビ(ツチノコ)が転がり出て来る。
 そのバチヘビの背中には人の顔があり、奇怪な笑い声をたてながら、美都子にとびかかる。
 以来、バチヘビはあの手この手で美都子を襲う。
 彼女は、バチヘビの毒牙にかかった正人によって、祠のある洞窟へと連れ込まれるのだが…」

 ヒバリヒットコミックスにて「恐い人面蛇」のタイトルで再刊されております。
 黒枠単行本との差異については、そちらのページを参考にされてください。

 久々に読んだところ、背中の人面から蛇神様が現れたり、うろこが膨れて、人面蛇になったりと妙チクリンなギミックを使用していて、意外と面白かったです。
 あと、黒枠単行本の読者コーナーでは、杉戸光史先生の本名や生年月日、出身地等が答えられていて、非常に参考になりました。

2021年2月10日 ページ作成・執筆

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