古賀新一「のろいのへび教室」(りぼん新年特大号付録/1968年1月1日発行)
「美加は友人達とバレーボールをしている時、ボールにまとわりついていた白蛇を殺してしまう。
翌日、美加が学校へ行くと、人気がなく、異様な雰囲気。
どの教室も空っぽで美加は早く来過ぎたことと訝るが、美加の教室には皆、集まっていた。
しかし、クラスメート達は揃いも揃って居眠りをしている。
友人を起こすものの、彼女達は美加のことを知らず、どんよりとした目付きでねめつける。
あくびをした女子生徒の口は裂け、他の女子生徒の腕はうろこで覆われ、掻くとうろこがぼろぼろと剥げ落ちる。
先生を呼びに美加は教室をとび出すが…」
下手な説明は無用!! ヘビづくしです!!
古賀新一先生の、典型的な「へび」ものです。
それにしても、当時から、学校でも怪談の舞台になるのは「理科室」と「音楽室」だったんですね。
「ばけ猫の呪い」(ひばり書房黒枠)や、「呪いのへび教室」(大陸書房)に再録されております。
その際、「のろいのへび教室」から「呪いのへび教室」と少し改題されてます。
付録は、平仮名がヘビになっていて、個人的には、こっちの方がいいなあ。(右側の画像を参照のこと)
あと、表紙のイラストは「けだもの屋敷」(ひばり書房黒枠)に流用されてます。
2016年10月5・6・8日 ページ作成・執筆