佐藤よしろう「三本指」(220円)
「前社長の一家を殺し、宝商事の社長の椅子を得た男。
彼は下男の老人と共に、前社長の屋敷に移り住む。
ある日、彼は下男の老人に命じて、ゴミ捨て用の穴を掘らせるが、下男は何故か、指示されたのとは違う場所を掘り、そこでトランクを見つける。
そのトランクには前社長の息子が閉じ込められ、生き埋めにされていた。
社長の男は慌てて下男に穴を元通りに埋めなおさせるが、前社長の息子はトランクから脱出。
そして、前社長の一家の殺害に手を貸した四人の男に次々と復讐していく。
社長の息子が生き延びていた理由とは…?」
イヌダハジメ(aka キクタヒロシ)さんのブログ「イヌノキュウカク」や同人誌「怪奇!貸本マンガ・マニアクス」等で紹介され、佐藤よしろう先生の作品の中では最も有名と思われます。
「バランタスの奇跡」や「四次元」といった、それっぽい単語を使いつつ、内容は実にテキト〜かましていて、こういうノリが好きな人にはたまらないでしょう。
また、復讐シーンがいちいち派手で、そこもポイント高いです。(個人的なお気に入りは、ダイナマイト付きのナイフで刺されて爆死。)
とは言え、大枚はたいて、入手するにはビミョ〜な内容なので、そこはお気をつけください。
・備考
カバーボロボロ、特に背表紙がほとんど欠け。p4(見開き)に落書き。あとは特に難はないので、もしかして、非貸本?
2022年12月25日 ページ作成・執筆