楳図かずお「まだらの恐怖」(1973年5月20日初版・1984年2月28日33版発行)

「弓子の母親が長い病院生活を終え、家に帰ってくる。
 だが、母親の正体は、精神科病棟に監禁されていたヘビ女であった。
 弓子はこのことを父親や祖母に主張するが、誰も信じてはくれない。
 一方のヘビ女は弓子を食べようと機会を窺う。
 ある日、弓子はヘビ女と一緒に散歩することになる。
 絶好の機会とヘビ女は弓子に襲いかかるが、逃げ込んだ先の病院の冷凍室でヘビ女はダウン。
 ヘビ女は山梨県の精神病院に送られ、ヘビ女の代わりに病室に閉じ込められていた母親は家に戻る。
 弓子は平穏な日々を取り戻し、夏休み、いとこの京子の住む奈良県吉野郡美土路(みどろ)村を訪れる。
 だが、精神病院を脱走したヘビ女が弓子の後をつけてきていた。
 ヘビ女はこの村と深い関わりがあるようなのだが、ヘビ女の過去とは…?
 そして、ヘビ女の毒牙にかかった京子とその家族が弓子に襲いかかる…」
(1965年/「少女フレンド」連載/「ママがこわい」「まだらの少女」改題)

 楳図かずお先生の「ヘビもの」の一作です。
 これも典型的な内容で、「お母さんがヘビ女だった!→ピンチの連続」というものです。
 個人的に、気になったのはタイトル変更の多さ。
 雑誌にあたったわけではないので、詳しいことはわかりませんが、「ママがこわい」→「まだらの少女」→「まだらの恐怖」と変遷しているようです。
 よりインパクトのあるタイトルに変えたということなのでしょうか?(注1)
 ちなみに、「ママがこわい」と非常によく似たタイトルの「ママが怖い」(「怪談・91」収録)という作品があります。
 これを描いたのは、当時の「マーガレット」で怪奇マンガのヒットを幾つも飛ばしていた古賀新一先生。
 タイトルが似通っているのは、単なる偶然なのでしょうか?(「ママが怖い」も「ヘビもの」です。)
・注1
 「まだらの少女」のタイトルは、後に、矢乃藤かちすけ先生「恐怖のまだら少女」に引用されております。

2018年3月3・4日 ページ作成・執筆

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