古賀新一「人食い木鬼」(220円)
・「人食い木鬼(ぼっき)」
「別荘に向かう途中、政男と父親の乗る車が墓場でエンストする。
その墓場には、昔、夜に歩いて動物や人間を襲ったと伝えられる木鬼の枯れ木があった。
政男と父親が旅館に泊まっている間、車に置き去りにされた飼い犬の血を吸って、木鬼が復活。
政男に復活したことを気付かれた木鬼は政男を襲うが、逆に片目をナイフで潰される。
翌日、正雄と父親は車を修理し、別荘へと着くが、建物のそばに木鬼が生えていた。
木鬼は別荘を破壊しただけでなく、牛を襲って巨大化し、村に迫る…」
・「へび男」
「鶏を盗んだ少年を追い、由記夫は川西美津男の家にたどり着く。
美津男は由記夫の同級生で、しばらく学校に来なかったが、病気をしていたらしい。
由記夫は美津男の家族に泊まっていくよう熱心に勧められ、美津男と一緒に風呂に入る。
すると、湯船に浸かった美津男の身体にうろこが浮き出し、美津男は蛇へと変身。
逃げ出す由記夫の目の前で、他の家族も次々と蛇人間の正体を現す。
出口を求め、逃げ込んだ地下室には洞窟があった。
洞窟の奥で由記夫が見たものは…?」
二編とも「猫の目人形」(ひばり書房/黒枠単行本)に再収録されております。(私の感想はそちらでお読みください。)
この単行本で興味深かったのは巻末の「アシスタント募集」の広告。
古賀新一先生、この頃は埼玉県所沢市に住んでいたんですね。
・備考
I文庫仕様(カバー裏に新聞紙等による補修。表紙を本体から取り外し、本体を何らかの厚紙で覆っている)。背表紙色褪せ。糸綴じあり。シミ・汚れ・切れ、非常に多し。pp23・24、pp39・40、下部に大きな裂け。後ろの遊び紙に書き込み。
2025年9月10日 ページ作成・執筆