古賀新一「猿少女」(白枠)(1969年発行)
古賀新一「猿少女」(黒枠)(1972年5月25日発行)

・収録作品

・「猿少女」(週刊マーガレット連載)
「美沙子の父は、脳外科の博士。
 彼はあらゆる動物の脳を研究していたが、遂には、人間の脳に手をつける。
 手始めに、孤児院からまゆみという少女を養女として迎え入れる。
 その目的は、家で家族同様に可愛がられている母猿の脳を彼女に移植するためであった。
 まゆみは徐々に人間から猿へと変化していき、このような目に遭わせた美沙の一家に憎悪を燃やす。
 人間に戻るため、まゆみは美沙を拉致して、美沙の父親に彼女の脳の移植手術を強制的に行わせようとする。
 だが、急に起こった地震で家は倒壊、まゆみは重傷を負う。
 そんな時、孤児院からまゆみの母親が見つかったという知らせが入る。
 まゆみの母親は余命いくばくもないということで、完全に猿と化したまゆみの代わりに、美沙が出向くこととなる。
 だが、母親を慕う、まゆみはどうにかして母親と再会しようとする…」
 昔、私のアパートで友人がこのマンガを読んだら、「ヒドいマンガ」だとあきれておりました。
 友人の言葉通りのマンガだと思います。
 ヒバリ・ヒット・コミックスにて、併録作品を替えて、再録されております。

・「首つり人形」
「雨の夜、彫刻家の青年のもとに現れた、美しい娘。
 彼はその娘を像に彫るが、何故か醜い姿になってしまう。
 そして、いつの間にか仕事場には首つり人形が残される。
 青年は、彼が以前に化粧品のセールスをしている時に、化粧品を売ったことがあることに思い出す。
 その後、娘は自殺したはずだが、娘は毎夜、青年のもとを訪れる。
 そして、青年の彫る像はますます醜さを増していく…」
 「とかげ女の子守歌」(その他の出版社/廣済堂)にて再録されております。

2017年4月17日 ページ作成・執筆

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