美内すずえ「美内すずえコレクション 白の書 13月の悲劇」(2018年1月26日第1刷発行)
収録作品
・「13月の悲劇」
・「白い影法師」
・「孔雀色のカナリア」
怪奇漫画史に残る名作が三つも収録されている、お得な一冊です。(「孔雀色のカナリア」はクライム・サスペンスではありますが…。)
この本にも、作品の背景についてのセルフ作品解説が付いており、資料としても価値があります。
個人的に、印象深かったのは、作者の心霊体験が作品に濃く反映されていること。
作者の金縛り体験が、「孔雀色のカナリア」には絞殺シーンのもとになったと読んだ時、妙に納得してしまいました。(非常に陰惨なシーンです。)
と、いろいろと見所のある本なのでありますが、ただ一言言っておきたいことがある。
「白い影法師」の「原画ポスター」はいらないぞ!!
2018年6月29日 ページ作成・執筆
2018年9月11日 加筆訂正