しきはるみ「黒猫少女」(220円)
「ある夜、子猫を車に轢き殺された黒猫。
黒猫は車の持ち主の家を探し出し、その家の次女、浜野康子に狙いを定める。
背後からぶつかって、トラックに轢かせようとするが、失敗。
その代わり、黒猫は康子に憑依して、子猫の復讐を果たそうとする。
黒猫に憑りつかれると、だしぬけに康子の目は猫のようになり、家族の目の前で、ネズミや犬を食い殺したりする。
異変はそれだけにとどまらず、ある月夜、猫に呼ばれていると庭に出た康子は全裸になると、黒猫へと変身、他の猫達と姿を消してしまう。
康子の運命や如何に…?」
とりあえず、読んでみて、「人間の身体に猫の顔」なのか、「猫の身体に人間の顔」なのか統一して欲しかったところです。(上中央と右の画像を参照のこと)
まあ、ここまで単刀直入な猫娘だとインパクトが強烈すぎて、最早どちらでも構わなかったりもしますが…。
あと、ちょっぴりエロスな変身シーンもあります。(「欲情」する方もいるかもしれませんので、下に掲載しておきます。)
ラストは悲惨ですが、妙チクリンな変身シーンがある分、同じく「猫女」をテーマに扱った「継母怪猫」よりは面白いと、個人的には思います。
(比較することに果たして意味があるかどうかについては触れないでください。)
・備考
ビニールカバー剥がし痕あり。本体に何かの液体がかかったらしく、カラーページや前後の遊び紙に染みている(ただし、そこまで目立たず)。p127の次回予告、数字?の書き込みあり。後ろの遊び紙に貸出票の剥がし痕と貸本店のスタンプあり。
2016年8月12日 ページ作成・執筆