さがみゆき「白骨」(230円)

「菅原はるみと友江は血のつながりはないものの仲の良い姉妹。(友江は後妻の連れ子らしい。)
ある年の8月13日、二人は西穂高岳へ登山する。
高山植物を見るために二人は山道を進むが、いつの間にか道に迷っていた。
そんな時、吊り橋を見つけ、はるみは友江に吊り橋の手前で待つように言い、自分は人を呼ぶために渡る。
しかし、途中で吊り橋のロープが切れ、はるみは谷底に転落。
友江は吊り橋付近で姉が戻ってくるのを待ち続け、十日目に救助される。
救助隊ははるみを捜すが見つからず、絶望視されるが、友江が救助された五日後にはるみが家に戻ってくる。
だが、はるみは人がすっかり変わったようで、友江は姉ではないと直感し怯える。
また、彼女は山で彼女を助けてくれた青年と一緒で、彼がついている限り「永遠に生きつづける」と話す。
その夜、友江ははるみと青年が外を出歩いているのを目撃する。
二人の服には血が付いており、翌日、家の近所で白骨死体が二体発見される。
はるみの身に起こったこととは…?
そして、彼女の命の恩人である青年の正体とは…?」
「この前はじめてSFをかいてみたところ以外と(原文ママ)好評でしたので今回もハッスルして」描かれた作品です。(注1)
んで、今回もバリバリの侵略SFで、「吸血鬼ゴケミドロ」並みの驚愕のラストを迎えます。
ただし、ネタバレなのですが、この作品に出てくる宇宙人、「犬」が大の苦手なんですよね。
強い敵の意外過ぎる弱点というのはよくある話ですが、いくら何でもヘタレ過ぎな気が…。
でも、まあ、「ハッスル」して描かれただけあって、テンションは高く、貸本ホラーとしては良作だと思います。
・注1
さがみゆき先生が初めて描いたSF作品は恐らく、「おしゃべりな死人の恋」(ひばり書房)だと思います。
これも実にヘンチクリンな侵略SFなんだ!!
・備考
ビニールカバーの剥がし痕あり。糸綴じあり。遊び紙とp1、上部が貼り付き。後ろの見返しに貸出票の貼り付けや記入あり。
2026年1月27日 ページ作成・執筆<